コラム

１年生のAさんは、入所した４月当初、不安や緊張からかスタッフや他の子どもたちとコミュニケーションをとることが苦手な様子がありました。

しかし、スタッフとの1対1の関わりや安心できる環境の中で、少しずつ笑顔や言葉が増えてきています。

先日の自由遊びの時間、スタッフがぬいぐるみを使ってごっこ遊びをしてみせると、Aさんが楽しそうに反応してくれました。そこで、近くで遊んでいた３年生のBさんに「Bさん、これでAさんを笑わせてあげて」と声をかけると、Bさんはぬいぐるみを使って優しく話しかけてくれました。

Aさんは嬉しそうに笑い、スタッフが少し離れても２人で遊びを続ける姿が見られました。Aさんが安心して友だちとの関わりを楽しめた、温かい時間となりました。

今後もAさんが友だちとの関わりを楽しんだり、安心して自分の気持ちを発信できたりするような環境を、日々大切に考えていきたいと思います。